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基本から販売方法まで!デジタルコンテンツの情報まとめ

私たちの生活とは、切ってもきれない関係になっているデジタルコンテンツ。映画館ですら大きな映写機でフィルムを回している劇場は少なくなり、ブルーレイディスクでの上映が多くなっているような時代です。

そんな時代において、私たちはデジタルコンテンツのことをどれほど理解できているでしょうか。当たり前のように生活に溶け込んでいるばかりに、実は意識して考えたこともないという方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回はデジタルコンテンツについて、その基本情報からコンテンツごとの販売方法、またデジタルコンテンツを知るうえで押さえておきたい企業などをご紹介します。

デジタルコンテンツとは

デジタルコンテンツとは、「文章や画像、また音楽や映像などの作品をデジタルデータ化したもの」の事です。データという状態のままで消費者に提供されているものは全てがデジタルコンテンツとなります。

現在では、音楽の配信サービスや動画のストリーミングサービス、電子書籍など、物体を介さずにネットワーク経由でデジタルコンテンツを受信する方法も普及しています。そのため、会社や学校の昼休みなどのちょっとした時間であっても、トイレや布団の中であっても、自分が欲しいデジタルコンテンツを欲しいときに購入することが可能になっているのです。

このような変化によって、私たちの生活はますますデジタルコンテンツとの距離が近くなっていき、より手軽に楽しめるようになるかもしれません。

アナログコンテンツとデジタルコンテンツの違い

それでは、アナログコンテンツとデジタルコンテンツの違いとはどこにあるのでしょうか。それは、情報を変換しているかどうかで決まります。
アナログコンテンツとは演奏をコンサートなどで聴くことや紙に書かれた文字を直接読む事で得られるコンテンツです。
対してデジタルコンテンツは一度情報を数字にしてデータとして記憶されたコンテンツと言えるでしょう。

デジタルコンテンツの代表的な事例

デジタルコンテンツとはどのようなものかわかったところで、次は具体的に、デジタルコンテンツの代表的な事例をご紹介します。みなさんの普段の生活の中でも、馴染みのあるものがあるかもしれません。

音楽

音楽でデジタルコンテンツというと、世代によるところもあるかもしれませんが、まずCDをイメージするという方が多いのではないでしょうか。その歴史も比較的長く、1982年に日本で、世界初となるCDソフトとCDプレイヤーが発売されました。そこから音質の向上など様々な進化を遂げて、現在まで生き続けている記録メディアとなっているのですね。

そんなデジタルコンテンツとして長い歴史をたどってきた音楽業界においても、最近は大きな変化が起こっています。それは、音楽の定額ストリーミングサービスやダウンロード商品など、記録メディアを介さずにデジタルコンテンツを入手できる方法が普及しているということです。
「配信限定」という形式で発表される楽曲なども登場し、人々の音楽の楽しみ方が変わってきているのかもしれません。

動画

動画のデジタルコンテンツといえば、主なコンテンツとして映画が挙げられるでしょう。以前であれば映画館やTSUTAYAなどのレンタルショップへ行ったり、テレビで放送される作品を楽しむといった方法が主流としてあったと思います。

しかし、現在では、HuluやAmazonプライムビデオといった、動画の定額見放題サービスが大きな存在感を放っています。私たちは、人生のすべてをかけても観つくせないほどの作品の中から、好きな映画を好きなタイミングで見ることができるようになったのです。もちろん映画だけでなく、その他の映像作品もネットワークを介して楽しむことができます。

書籍

書籍といえば、竹などに記されていた時代から長らく、アナログコンテンツとして存在してきました。しかし電子書籍の登場によって、小説だろうと漫画だろうと実用書だろうと、デジタルコンテンツとして楽しむことができるようになりました。

一時期は「紙の本か電子書籍か」といった論争が繰り広げられていましたが、現在ではそれもある程度収まり、それぞれが最適だと思う楽しみ方で書籍を楽しむことができるようになっていると感じます。
電子書籍というデジタルコンテンツであれば、長年にわたって読書家を悩ませてきた「本を置くスペースがない」という問題も解消されるかもしれません。また、持ち運びに際しての「本がかさばる、思い」といった悩みも軽くなるでしょう。

ゲーム

ゲームの分野でも、ネットワークからデータだけを購入するといった楽しみ方が普及してきています。発売日にゲーム販売店や家電量販店に人が押し寄せるといった光景も、近い将来に見られなくなるかもしれません。
またデジタルコンテンツならではと言うべきか、ゲームの追加要素が後日ダウンロード販売されるといったことも行われています。
クリアしたらそれでおしまいとならず、次々に新しい要素を購入して遊び続けることができるのは、まさに今の時代だからこそのゲームの楽しみ方でしょう。

デジタルコンテンツ協会

http://www.dcaj.or.jp/

デジタルコンテンツを知るうえで欠かすことのできないものとして、一般財団法人デジタルコンテンツ協会があります。
デジタルコンテンツ協会の設立主旨には以下のように主旨が記載されています

情報化社会をリードする良質なデジタルコンテンツ(映像・画像・音声・文字・数値情報の属性及びその媒体を問わず、デジタル化された情報に係わるコンテンツをいう)の制作、流通、利活用を推進することにより、これに係わる産業の健全な発展を促すとともに、文化の向上と快適かつ心豊かな国民生活の実現及び国際貢献に資すること

一般財団法人デジタルコンテンツ協会

つまりはどのような協会なのかというと、非常にかみ砕いて理解するとするなら、「良質なデジタルコンテンツに係わる産業を健全に発展させる」「心豊かな国民生活を実現させる」「国際社会に貢献する」といったことを目的とした一般社団法人です。

デジタルコンテンツに関する様々な情報を収集、分析、公開していますので、デジタルコンテンツに対する理解を深めるうえでは、決して欠かせないポイントとなってくるというわけなのです。今回はそのデジタルコンテンツ協会のなかでも特に注目しておきたい、「デジタルコンテンツ白書」と「デジタルコンテンツエキスポ」についてご紹介したいと思います。

デジタルコンテンツ白書
http://www.dcaj.or.jp/project/dcwp/

「デジタルコンテンツ白書」とは、変化の大きいデジタルコンテンツ産業の「いま」を知る際には必携の書と言われています。内容としては、コンテンツ産業の市場規模やその動向が解説されていて、まさにデジタルコンテンツの現在を知るためには欠かせない情報と言うことができるでしょう。

例えば「デジタルコンテンツ白書2018」によると、2017年のコンテンツ産業の市場規模は12兆4859億円となり、前年より1.4%の増加であることがわかります。またデジタルコンテンツ市場は8兆6844億円となっていて、こちらは前年と比べて4.1%増加しています。

紙媒体の減少傾向は引き続き止まる様子はなく、一方でインターネット広告やオンラインゲームの運営サービスなどの売り上げが増加して、紙媒体などの減少分をカバーしているということです。このように、「なんとなく新聞などが減ってデジタルコンテンツが増えているんだろうな」と肌感覚で感じていたことも、数字という確実なデータで知ることができます。

また毎年テーマを変えて特集が組まれていて、2018年は「スポーツコンテンツとその可能性~スポーツ産業の推進に必要なメディア戦略~」と題した内容が組まれました。オリンピックを間近に控えて注目の集まる、スポーツに関する特集が組まれたといったところでしょうか。さらにそれだけではなく、様々な視点からコンテンツ産業の現状と将来展望を浮き彫りにすべく、多岐にわたる分野の専門家が執筆にあたっています。

「激動」と称されるほど変化の激しいデジタルコンテンツ業界ですから、ぜひとも最新のそれもしっかりとしたデータを参照しておくことは必要不可欠だと思われます。

デジタルコンテンツエキスポ

デジタルコンテンツ協会を知るうえで、「デジタルコンテンツ白書」と並んで抑えておきたいのが「デジタルコンテンツエキスポ(デジタルコンテンツEXPO)」です。

デジタルコンテンツエキスポとは、研究機関や社内ベンチャーなどで研究開発が進められてきて、ようやく試作品の展示やデモンストレーションを行うことができる段階になったような、先駆的なデジタルコンテンツ技術をテーマに開催される、国際的なイベントです。
構成としては展示会、シンポジウム、セミナー、ステージイベントなどからなっていて、新しいコンテンツ技術とクリエイター、開発パートナーとのマッチングの場となっています。

「新しい技術ができそうだけど、まだどのような製品に利用できるかはわからない」「ここからどんなサービスが生まれるか、まだ確実には定まっていない」といったような、可能性に満ち溢れた、イマジネーションを刺激する技術が集結する場としてセッティングされているのが、このデジタルコンテンツエキスポなのです。

この可能性のるつぼのような場所から、多様化する消費者のニーズにマッチする、新しいコンテンツビジネスが誕生するかもしれません。デジタルコンテンツに係わる方、あるいは興味をお持ちの方なら、一度は足を運んでみたほうが良いイベントでしょう。

デジタルコンテンツ販売

デジタルコンテンツを販売しようと思ったら、少し前まではCDやDVDといったような、記録メディアを介しての方法が一般的に行われていたように思います。しかし現在では、そのような物体を介さずとも販売ができる仕組みも整っています。ダウンロード販売やストリーミング、有料会員への限定公開などです。

しかし、ネットワーク上で販売が可能になったからといって、記録メディアを介しての販売方法がすでに古く、見向きもされなくなってしまったわけではありません。
自分が販売しようとしているデジタルコンテンツには、どのような販売方法が適しているのか、また顧客はどのようなかたちでの販売を望んでいるのか。デジタルコンテンツを販売しようとする際には、その都度、それぞれに適した方法を選択しましょう。

ジャンル別サービス一覧

参考までに、代表的なデジタルコンテンツにおける販売方法やサービスを、ジャンル別にご紹介します。自分でも実際にそれらのサービスを利用してみることで、デジタルコンテンツの販売に関して、より理解が深められることでしょう。

音楽分野のデジタルコンテンツ販売

音楽の販売方法としてはCDが長らく一般的でしたが、現在ではその他にも様々な選択肢があります。まずは、iTunesやmoraなどで行われている、ダウンロード販売です。iTunesはご存知の方が多いと思いますが、Appleが提供しているサービスです。

moraはソニーが提供しているサービスで、ハイレゾなど高音質な音源があることを売りにしています。曲やアルバムに対してお金を払う仕組みなので、CDの中身だけを購入しているような感覚でしょうか。

さらにダウンロード販売以外にも、定額ストリーミングサービスという方法もあります。これはAWAやLINE MUSIC、Apple musicなどで知られているように、月額で料金を支払えば音楽が聴き放題になるというサービスです。

動画分野のデジタルコンテンツ販売

今や、テレビ番組ですらもネットで見ることが珍しくない時代となりました。テレビ番組の違法アップロード対策として、民法5社が共同で見逃し配信をする「TVer」は、その動きについての象徴的なサービスでしょう。

他にも、かつてのレンタルビデオ店のネット版のような、「ビデオオンデマンド」があります。HuluやdTV、U-NEXT、Amazonプライムビデオに代表されるように、これらのサービスは急速に普及し、いまや多くの方がこのサービスで動画を楽しんでいます。実店舗のようにレンタル中で見ることができないということもなく、快適な視聴環境と言えるでしょう。

ゲーム分野のデジタルコンテンツ販売

ゲームも、今やゲームショップに何時間も並ぶことなくソフトを購入することができるようになりました。例えばPCゲームプラットフォーム「Steam」には、インディーズからトリプルAまで様々なPCゲームがそろっています。

また誰もが知っているであろうプレイステーションには、「PlayStation Store」があります。プレイステーションのゲームを楽しむなら、ここを探してみましょう。さらに、「DMM.com」には、人気のブラウザゲームが多数そろっています。
このように、どれだけ時間があっても足りないほどのゲームが、ネット上で購入することができるのです。

デジタルコンテンツ領域で抑えておきたい企業

劇的な進歩と変化を続けるデジタルコンテンツ領域ですが、その中でもぜひ押さえておきたい重要な企業があります。それらをいくつかご紹介します。

Google

インターネット関連のサービス、製品に特化したテクノロジー企業です。様々な内容で展開していますが、Android端末で利用できるアプリやデジタルコンテンツをGoogle Playから入手する、といった係わり方をしている人が多いのではないでしょうか。
Google Playには音楽コンテンツや書籍コンテンツなど、様々なデジタルコンテンツが統合されています。

Yahoo!

日本最大級のポータルサイトです。「Yahoo!ブックストア」「Yahoo!ゲーム」「Yahoo!ストア」などでデジタルコンテンツを販売しています。いち早くデジタルコンテンツ分野を開拓してきた企業の一つと言えるでしょう。

dmm.com

ネット通販やビデオオンデマンドを中心に展開している企業で、ファンの多いブラウザゲームやアダルトコンテンツがあることでも知られています。中にはアニメ化や舞台化した作品もあり、非常に強力なデジタルコンテンツを有していると言うことができるでしょう。

YouTube

多くの方が利用したことがあると思われる、世界最大級の動画共有サービスです。誰でも簡単に動画や音楽を楽しんだり投稿したりすることができます。動画の投稿を専門とする「Youtuber」と呼ばれる業種もデジタルコンテンツが産んだ代表的な職業と言えるでしょう。

note

noteは文章だけでなく、写真や音楽、イラストや映像などを投稿することができるサービスです。ブログともSNSとも違う独特な立ち位置を獲得しているサービスで、コンテンツを有料で販売したり、有料会員に対して限定公開の投稿などを行うことができるのが特徴です。

Spotify

2018年現在では1億7000万人のユーザーを抱えており、音楽配信サービス業界では世界最大手の音楽ストリーミングサービスです。パソコンだけでなく、スマートフォン、タブレット、ゲーム機など様々なデバイスに対応しています。

AWA

Spotifyの競合サービスです。AWAはAWA株式会社が提供する音楽ストリーミングサービスで、その最大の特徴はやはりプレイリストが多数用意されていることでしょう。音楽のジャンルやムードによって、多くのプレイリストを楽しむことができます。
日本におけるマーケティングも進めており、アイドルグループとのプロモーションなどを積極的に行っています。

まとめ-デジタルコンテンツが向かう未来とは-

デジタルコンテンツがネットワーク上でも手軽に利用できるようになったことにより、人々のコンテンツとの係わり方は大きく変化してきました。デジタルコンテンツが順調に伸長している一方で、紙媒体などアナログなコンテンツは減少傾向にあります。

しかし、従来のコンテンツが無くなってしまうわけではありません。デジタルコンテンツの普及によって、あえて「所有する」という付加価値がアナログコンテンツに追加されました。また、「実際に体験したい」という要望から、非デジタルコンテンツであるライブエンターテイメント市場も伸びを見せています。

このような流れから、デジタルコンテンツが向かう未来とは、従来のコンテンツを駆逐してしまうものではなく、デジタルコンテンツと非デジタルコンテンツとが互いを高めあい、コンテンツ業界全体をより発展させていくものになることでしょう。

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