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デジタルマーケティングにおける著作権リスクとは?引用と転載の違いを解説

  1. ノウハウ

「これから記事を作ってデジタルマーケティングを進めていきたいけど、著作権のリスクが怖い…。実際、どこまでがよくてどこからがダメなんだろう…」
と思っている方。

デジタルマーケティングにおいて、他のサイトからコンテンツを引用することがあります。これにより、自社コンテンツの説得力を増すことにもつながり、結果として売上アップが可能です。
しかし、下手すれば裁判になりかねない著作権のリスクは避けつつコンテンツ作成をしていきたいですよね。

そこでこの記事では

  • そもそも引用と転載の違いとは?
  • コンテンツを引用する際の手順とテンプレート
  • 画像は自作するかフリー素材サイトで探すのがおすすめ

の順に、コンテンツ作成でおさえておきたい著作権リスクについて解説します。

法律の話は難しいと感じるかもしれませんが、おさえるべきポイントは多くありません。まずはこの記事で、著作権リスクについて大まかに概要をつかみましょう。

そもそも引用と転載の違いとは?

著作権リスクを考えるうえで欠かせないのが引用と転載の違いです。これを知らずしてデジタルマーケティングはできないほど重要な情報なので、ここでしっかりおさえておきましょう。

結論を言うと、引用と転載には

  • 引用:他メディアのコンテンツを参考、補足として使うこと【OK】
  • 転載:他メディアのコンテンツをメインコンテンツとして使うこと【NG】

という違いがあります。

とはいえ「どちらも他社メディアのコンテンツを自社のコンテンツ内にのせている」点では変わりありません。
具体的にどう違うのかは、以下で詳しく紹介します。

引用:他メディアのコンテンツを参考、補足として使うこと【OK】

引用とは「他メディアのコンテンツを参考、補足として使うこと」です。画像でもテキストでもきちんと引用すれば、著作権リスクを犯すことなくコンテンツを作成できます。

大前提としてあるのが、いま作ろうとしているコンテンツが自社の完全なオリジナルであることです。そして、その自社コンテンツをより説得力あるものにする情報として、他社メディアの情報を引用すると考えます。

こんな方法での引用はNG

引用の方法として適切ではないのは、以下のような状態です。

  • どこからが引用かわからず、自社のコンテンツと同化している
  • 引用元サイトのサイトポリシーや利用規約を無視した引用となっている
  • メインコンテンツが引用コンテンツになっている
  • コンテンツ全体を引用している
  • 引用元の表記やリンクがない
  • オリジナルで作られた画像や写真を引用している

「ちゃんと引用できていると思っていたけど実はダメだった…」となる前に、これらのポイントをチェックしておきたいところです。次は転載について紹介します。

転載:他メディアのコンテンツをメインコンテンツとして使うこと【NG】

転載とは「他メディアのコンテンツをメインコンテンツとして使うこと」です。引用のNG例でも紹介しましたが、基本的にコンテンツ制作において転載はしてはいけないことです。

例外として、官公庁が作成した、官公庁に著作権のあるコンテンツは転載禁止の表記がない限り転載できます。
無断転載は多くのコンテンツにおいて禁止されていますが、転載は「著作者の許可があればOK」という決まりがあります。許可を得て転載するときにも、引用と同じく転載元のタイトルとリンクを入れることは必要です。

引用と転載の違いについて、大まかに紹介しました。次は、具体的にどのような方法で引用すればよいのかを紹介します。

コンテンツを引用する際の手順とテンプレート

「コンテンツを引用するときって、結局どんなふうにしたら良いんだろう…」という疑問をここで解決します。

  • コンテンツを引用する際の手順
  • コンテンツをきちんと引用するためのテンプレート

の順に紹介します。

コンテンツを引用する際の手順

他メディアのコンテンツを自社コンテンツに引用したいと思ったときに、取るべき手順は以下の通りです。

  1. コンテンツ提供サイトのサイトポリシー、利用規約をチェックする
  2. 引用条件があればそれに従い、なければサイト運営元に許可を取る
  3. 許可が降りた場合、その条件をメモしつつ引用する

例えば、厚生労働省のコンテンツを利用する場合、利用規約に書かれているルールをもとに引用する必要があります。

1) 出典の記載について
ア コンテンツを利用する際は出典を記載してください。出典の記載方法は以下のとおりです。
(出典記載例)
出典:厚生労働省ホームページ (当該ページのURL)
出典:「○○動向調査」(厚生労働省)(当該ページのURL)(○年○月○日に利用)など

イ コンテンツを編集・加工等して利用する場合は、上記出典とは別に、編集・加工等を行ったことを記載してください。また編集・加工した情報を、あたかも国(又は府省等)が作成したかのような態様で公表・利用してはいけません。
(コンテンツを編集・加工等して利用する場合の記載例)
「○○動向調査」(厚生労働省)(当該ページのURL)を加工して作成
「○○動向調査」(厚生労働省)(当該ページのURL)をもとに○○株式会社作成 など
引用:厚生労働省 – 利用規約 https://www.mhlw.go.jp/chosakuken/index.html

上記は利用規約の一部です。この他にも、コンテンツ内にある第三者の著作権を侵害しないこと、ロゴやキャラクターなどルール外のコンテンツもあることなどが書かれています。

コンテンツをきちんと引用するためのテンプレート

ここではコンテンツをきちんと引用するためのテンプレートを紹介します。
引用はblockquoteタグで囲むことで、Googleに他社の盗用コンテンツだと思われない効果も。そのため、特にこれからSEO対策をしていきたい方は以下のテンプレートを使ってみてくださいね。

        
【ここに引用文が入ります】 引用:【ここに引用元のタイトルとリンクを入れます】

このテンプレートに加えて、引用元サイトのサイトポリシーや利用規約をチェックして、その条件を守ることも欠かせません。また、先述の通りあくまでコンテンツの参考や補足として引用することを忘れないようにしましょう。

画像は自作するかフリー素材サイトで探すのがおすすめ

引用であれば他サイトの画像を使っても問題ないとはいえ、自社コンテンツのオリジナリティを出すにはできるだけ他サイトと違うポイントを増やしたいところ。なので、コンテンツ内に画像やイラストを入れる際は自分で作るかフリー素材サイトで探すのがおすすめです。

フリー素材サイトとはその名の通りフリー素材がたくさん掲載されているサイトです。商用OKのものとそうでないもの(私的利用のみOKのもの)があるので、どのようなコンテンツを作るかによって判断しましょう。
以下では商用利用OKのフリー素材サイトを紹介します。

商用利用OKのフリー素材サイトまとめ

ここからは商用利用OKのフリー素材サイトを

  1. 写真AC
  2. いらすとや
  3. o-dan(オーダン)
  4. PAKUTASO
  5. 写真素材 足成

の順に解説します。

1. 写真AC:多ジャンルの素材が豊富にそろっているサイト

引用:写真AC
http://www.photo-ac.com/

写真ACは多ジャンルの素材が豊富にそろっているフリー素材サイトです。

無料会員だと1日20点までのダウンロード制限があります。とはいえ、メディアのアイキャッチ画像などであれば十分なクオリティです。利用前に必ず「利用規約を確認してください。

2. いらすとや:幅広いイラストをそろえるサイト(商用の場合1作品20点まで)

引用:いらすとや
https://www.irasutoya.com/

いらすとやは幅広いシチュエーションのイラストを取り揃えるサイトです。

個人のイラストレーターが運営しているサイトなので、タッチに統一感があり使いやすいのが特徴です。しかし使いやすいがゆえに多くのコンテンツで登場するため、他社コンテンツとかぶりたくない方は気をつけて使ってください。

利用前に必ず利用規約を確認してください。

3. o-dan(オーダン):複数のフリー素材サイトを横断して検索できるサイト

引用:o-dan
http://o-dan.net/ja/

o-dan(オーダン)は、複数のフリー素材サイトを文字通り「横断して」一気に検索できるサイトです。海外のフリー素材サイトが中心ですが、サイト上で翻訳してくれるので日本語で検索ワードを打ち込めます。
オシャレで海外風な素材が多く、デザイン系コンテンツにも入れられるクオリティの画像が多いです。

4. PAKUTASO:高画質、時事ネタをいち早く素材にしてくれるサイト

引用:PAKUTASO
http://www.pakutaso.com/

PAKUTASOは高い画質が特徴のフリー素材サイトです。人物や自然風景の素材が多く、時事ネタに対するスピード感もあります。

利用前に必ず「利用規約を確認してください。

5. 写真素材 足成:アマチュアカメラマンの素材が75000枚以上あるサイト

引用:写真素材 足成
http://www.ashinari.com/

写真素材 足成は75000枚という圧倒的な量が特徴のサイトです。アマチュアカメラマンが撮影しているとはいえ、クオリティも申し分ありません。

利用前に必ず利用規約を確認してください。

次は、著作権を守りつつ作品を広めるための仕組み「クリエイティブ・コモンズ」について紹介します。

クリエイティブ・コモンズ(CC)について

引用:クリエイティブ・コモンズ
https://creativecommons.jp/licenses/

クリエイティブ・コモンズとは、作者が独自に決めた条件を守れば作品を自由に使ってもよいというルールです。これにより、作者の著作権を守りながら、作品を世に広めることができます。

クリエイティブ・コモンズのライセンスが付与されている作品は、ライセンス条件を守っていれば作品を配布したり編集したりすることが可能です。

詳しくは「クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは」を参考にしてみてください。

続いてはコンテンツが盗用された場合について解説します。

コンテンツが盗用されるとどうなるか

ウェブ上に置いたコンテンツが盗用されると、以下のような事態になる可能性があります。

  • 本来オリジナルである自社コンテンツが、重複コンテンツとして除外される
  • 盗用したサイトが自社サイトより上位に来る可能性がある

要するに、自社コンテンツよりも盗用コンテンツの評価が高くなる危険があるわけです。
では、盗用されたときはどうしたらよいのか。次で解説します。

もし自社コンテンツがパクりにあったら「DMCA申請」を申し立てる

自社コンテンツが他のウェブサイトにコピーされた場合は、DMCA申請をするのがおすすめです。

DMCAとはデジタルミレニアム著作権法(Digital Millennium Copyright Act)の略で、ウェブサイトなどデジタルでの著作権に関する法律を指します。
「自社のコンテンツが盗用されている!」と気づいたときは、DMCAを申し立てしましょう。流れは以下の通りです。

  1. サイトの運営元に対して「自社のコンテンツを掲載しているのでは」と削除や修正を依頼する
  2. 運営元が対応してくれない場合は、GoogleにDMCA申請をする
  3. もし、あまりにも悪質な場合などは弁護士などの専門家に相談する

弁護士に相談するさいは当該ページのキャプチャなどがあると安心です。「ウェブ魚拓」など、サイトをそのまま保存できるサービスを使いましょう。

補足:DMCA申請は悪用されることもある

DMCAは他社のコンテンツを検索結果から排除することができるので、その性質上、悪用されたケースもあります。

例えば、自社の悪評を見せないためにDMCA申請をして、検索結果を操作するような事例が過去にはありました。

次は、その他のポイントを紹介します。

その他コンテンツ作成時に気をつけるべきポイント

ここでは、その他のコンテンツ作成時に気をつけるべきポイントを

  • 肖像権
  • 個人情報

の順に紹介します。

肖像権:個人が写り込んだ写真は許可を取る

肖像権とは、人に対して発生する著作権のようなものです。写真や動画などのコンテンツに人が写り込んだ場合、写った人に対して掲載の許可をもらう必要があります。

例えば、イベントレポートを作成する場合。たまたま写り込んだ人の顔をそのまま載せることは肖像権の侵害にあたる可能性があります。
肖像権を守るためには、写った人に許可を取る、もしくは個人を特定できないようにモザイクをかけるなどの対応をすることが必要です。

個人情報:基本的にウェブ上では公開しない

個人情報とはその名の通り、住所や電話番号など個人を特定できる情報のことです。基本的に、個人情報は自分のものも他人のものもウェブ上での公開は避ける必要があります。

インターネットの性質上、ある情報を一度公開してしまうと完全に削除するのは難しいので、個人情報を公開しないように気をつけましょう。

ルールを守りつつ、ユーザーのためになるコンテンツ作成を!

ここまで、デジタルマーケティングにおける著作権リスクについて紹介しました。

おさらいすると、まず引用と転載には

  • 引用:他メディアのコンテンツを参考、補足として使うこと【OK】
  • 転載:他メディアのコンテンツをメインコンテンツとして使うこと【NG】

という違いがあると紹介しました。

そして、コンテンツを引用する際に取るべき手順は以下の通りです。

  1. コンテンツ提供サイトのサイトポリシー、利用規約をチェックする
  2. 引用条件があればそれに従い、なければサイト運営元に許可を取る
  3. 許可が降りた場合、その条件をメモしつつ引用する

文中ではテンプレートも紹介したので、ぜひ取り入れてみてください。

次に、コンテンツに使ってもよい商用OKのフリー素材サイトとして、

  1. 写真AC
  2. いらすとや
  3. o-dan(オーダン)
  4. PAKUTASO
  5. 写真素材 足成

の5つを紹介しました。

そして、コンテンツを盗用されたときに覚えておきたいDMCA申請の流れを、

  1. サイトの運営元に対して、著作権侵害による削除や修正を依頼する
  2. 運営元が対応してくれない場合は、GoogleにDMCA申請をする
  3. もし、あまりにも悪質な場合などは弁護士などの専門家に相談する

の順で解説しました。

著作権、というと小難しく感じるかもしれませんが、おさえるべきポイントは多くありません。
今回ご紹介したルールを守りつつ、読者のためになるコンテンツを作成していきましょう。

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