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世界のデジタルマーケティング事例~コカ・コーラとAlipayの業務提携~

  1. テクノロジー

中国では、コカ・コーラ社がマーケティングキャラクターを使って、2月の新正月を前にモバイル機器を通した大規模な広告活動を展開します。

そして、この度中国で最も幅広く使われている支払いアプリであるAlipayとも提携して広告活動を展開することとなりました。その結果2週間で660万人の消費者がAR(拡張現実)アニメを視聴して、アプリ上でクレジットプレゼントを受け取りました。

http://creativity-online.com/work/cocacola-china-cocacola-clay-dolls/53705

Alipayユーザーをターゲットにしたデジタルマーケティング

中国ではモバイル支払いが他国に比べて大幅に一般化しており、Eコマース大手AlibabaグループのサービスであるAlipayは、5億2000万人ものユーザーを抱え、QRコードをスキャンして支払いを行っています。今回のコカ・コーラキャンペーン中には前出のキャラクターが広告やパッケージに頻繁に登場して、消費者はこのキャラクターをスキャンすることができます。

そうするとAlipayのAR(拡張現実)機能が開き、ポケモンGOのようにキャラクターが現実世界に現れたようになり、雪玉を投げたり、ハグしたあと、お願い事をかなえてくれます。
アニメーションが流れた後、ユーザーは「赤い封筒」に入ったクレジット($1~$15相当)を受け取りますが、詳しい額はお楽しみといった具合です。ちなみに赤い封筒に入れたお年玉は、中国ではこの時期の伝統ですが、まさにこれもデジタルクーポンという形に代わってバーチャルの世界に取り込まれているのです。

こうして獲得したクレジットはAlipayでの支払いで使うことができますし、コカ・コーラ製品以外にも対応しています。
去年は小規模で始まった当キャンペーンですが、今年はさらにテクノロジーが発展し、より幅広い消費者に拡張現実のテイストを入れてはたらきかけることができるようになっています。Alipay側としても、ライバルのWeChatに先駆けてTVコマーシャルや店舗内はもちろん、外出先や映画館においてより頻繁消費者の目に触れることができるのため、大きな広告効果が期待できます。

今回のプロジェクトはコカ・コーラとMcCann上海の協力で2001年に始まったものを4年前に買い戻してリニューアルしたもので、大きな成功を収め毎年継続されています。コカ・コーラのCEO、ジェームス・クインシー氏も2017年上四半期決算の場で「中国における業績向上の影には旧正月の販促キャンペーンの成功が大きく寄与している」と述べています。

※この記事はCOCA-COLA’S CHINESE NEW YEAR CAMPAIGN BLENDS A FOLK ART TRADITION WITH AR AND MOBILE PAYMENTSの記事を本ブログが日本向けに編集したものです。

編集部より

ご紹介したコカ・コーラの事例では、中国で50%以上のシェアを誇るAlipayとARを連動させています。
中国だけでなく、世界的にスマホの所有率が年々上昇し、パソコンの所有率とやがて逆転、WEBマーケティングだけではカバーできない領域も増えてくるでしょう。

普及率の高いアプリを活用したデジタルマーケティングは、今後のトレンドになってくると予想されています。デジタルマーケティングはWEBマーケティングに足りないパーソナルな領域により深く踏み込み、O2O施策や店舗システムとの連動をリアルタイムに行っていくことができると期待される分野です。

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